硬式野球部資料:甲子園歴史館にて展示、公開スタート岡谷工業高等学校同窓会
同窓会が保存している硬式野球部の資料が、阪神・甲子園球場内にある甲子園歴史館で展示、公開が始まりました。 展示公開されているのは、硬式野球部の基礎を築いた御子柴三郎先生が長期にわたって保存し、同窓会に寄贈された諏訪蚕糸時代の昭和4年暮れから翌5年1月まで台湾遠征した際の資料で、台湾で対戦した嘉義農林、台北一中との勝利球、バット、8戦全勝した記念トロフィーで、高校野球を紹介するゾーンの一角にある歴史を振り返るコーナーに展示されています。
甲子園歴史館によると、昭和初期に海外遠征をする中等学校は珍しく、シルク岡谷を担った有力な後援者が多かった諏訪蚕糸野球部の台湾遠征は、全国中等学校野球史の中でも特筆されています。 岡谷工業資料の横には、台湾遠征で対戦した嘉義農林の資料も展示されています。 嘉儀農林は、映画『KANO 1931 海の向こうの甲子園』で大きな話題を呼びましたが、その影響もあって、最近は甲子園歴史館を訪れる台湾からの観光客も多いと言うことです。
尚、甲子園歴史館に展示されている長野県の高校野球に関する資料は、昭和29年選抜高校野球で初優勝した飯田長姫の優勝ボールと甲子園常連校の松商学園の帽子だけで、今回のような資料展示は岡谷工業が初めてとなりました。
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